I am specially Appointed Assistant Professor for the Center for Spatial Information Science, The University of Tokyo .
My measures are landscape planning (environment planning).
About my research

Study Theme
人と自然はきっともっと仲良くなれるはず!
造園/ランドスケープ学の立場から、人と自然の双方が幸せであれる社会の実現を目指しています。
そもそも、人間と自然は二項対立的な関係ではなく、人間も自然環境の一部であるはず。人は古来、自然環境とうまく付き合いながら、社会を発展させてきました。人と自然が共生してきた方法を歴史・地域から学び、様々な地域社会にぴったり合う方法でより良い関係を築くことはできないか…。人と自然が共に幸せである社会を実現することが私の将来の夢です。
これまでに研究対象としてきた自然環境は、森林や水辺、農地など。
研究の背景
幼少期から生き物が大好きで、動物や昆虫や草花が幸せに生きるためには、なにが必要なのだろう?と幼心ながらに考えてきました。
自然環境を守ろうと謳われる時代に、宅地開発でなくなっていく森や農地、護岸工事が進む河川を見て、そこに住む生き物たちはどこへ?と考えたことが研究の道に進んだ根源だと考えています。
地理学を専攻していた学部時代のゼミや授業で様々な地域を訪れるなかで、人と自然が無理のない形で、意識せずともお互いに助け合いながら生きていく様子を見ました。それらの地域では、人が自然を壊さなくてもよかった時代から続く生活様式が維持され、地域の歴史や伝統産業、文化など、人をとりまく多様な要素との共生方法が、その地域オリジナルの方法で成り立っていました。会社員になり、日本各地の地域活性化の仕事に携わったとき、この感覚を再度実感。時代が変わっても私たち一人ひとりや人間社会をとりまくすべての環境が、みな幸せである世の中を実現したいと考えるようになりました。
研究や地域づくりの実践において、ある地域における人と周囲の環境の関係、すなわちその地域の「地域性」をとらえることが非常に重要だと考えています。そのため、対象とする地域で、「この時代にどんな空間の使い方をするのか」を考えることが、人と自然が共に幸せでいられる社会を創るための、人間側の役割であると考えています。